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(物語)
Here's to you, Rachel Robinson
 レイチェルはオールAの優等生。
困っている子を助けるプログラム「ナチュラル・ヘルパーズ」に参加できる子だとすべての先生が期待する。その上、毎日45分のフルートの自主練習を欠かさない。
でも夜は歯ぎしりをするし、夕食の時間が心配でたまらない。トラブルメーカーの兄、チャールズのせいだ。寄宿学校を退学になって家に帰ってきている。
チャールズは両親の気を引こうと、困ったことばかりしているのだ。
(ジュディのことば)
 「Just As Long As We're Together
(一緒にいようよ!―ステファニーとふたりの親友 2006年 バベルプレス刊)」
を書いている間に、私はレイチェル・ロビンソンとレイチェルの家族全員に
とても興味をそそられました。
どうしてすぐに書かなかったのかと聞かないでください。
ひとつの本を書き終えたら、次はまったく違うものを書きたいと思っているからなんです。
「一緒にいようよ!」と「Here's to You, Rachel Robinson」との間で、
読者からもらった手紙を※1 にまとめました。
「Fudge-a-mania」 ※2       も書きました。そして「一緒にいようよ!」の3人の少女たちのお話をテレビ番組にしようと数ヶ月を費やしました。(実現しませんでしたが。)
またファッジの物語をテレビ番組にする話を進めるのに何ヶ月もかかりました。
(こちらは実現しました。けれど失望とストレスを感じ、不幸な気持ちになってしまいました。でもあれは別のお話です。)

 レイチェルの性格は、中学校の頃の友達から思いつきました。その子はとてもよくできる完全主義の子でした。もうひとつ、大学のコースを取っている12歳の少女から手紙をもらったこともあります。彼女は知性の面で同じ12歳の子どもたちよりずっと優れているせいで、ずっと友達だった子が、今はもう友達になりたがらなくなったのです。手紙には「普通の子どもになるためだったら、何もかも投げ出してもいい」と書いてありました。
とても悲しい手紙だと思いました。でも彼女の言っていることは分かります。
自分が仲間と違っていると感じるのはつらいことです。

 この本には、レイチェルにとって扱いにくい、何をするか分からない兄チャールズと、
自分自身の問題を抱えている姉ジェシカが出てきます。この複雑な関係の家族についてはいくらでも書き続けられるような気がします。レイチェルが普通の女の子と違っているのは事実です。レイチェルの友達のステファニーやアリソンに自分を重ね合わせることができても、レイチェルに自分を重ねることができる人はあまりいないでしょう。
でも立ち向っていかなければならない兄や仕事中毒の両親のこと、9年生のかっこいい男の子にキスをされることなどは、多くの読者が自分のこととしてとらえることができるでしょう。

(タイトル)
 レイチェルの物語のタイトルはなかなか浮かんでこなくて苦労しました。
最終的にこのタイトルに決めましたが、あまり気に入っていません。
これはこの本の中でチャールズがレイチェルに向かって、怒ったように投げかけた言葉です。
(献呈)
 この本はアマンダに捧げられました。アマンダは私のすばらしい義理の娘です。
理由はたったひとつ。アマンダが私にとってかけがえのない存在だということです。

※1 Letters to Judy: What Kids Wish They Could Tell You (1986年刊 未訳)
※2 1990年刊 未訳

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