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BABEL PRESS近刊情報                  1月15日発売予定
『 イブ・グリーン 』
イブ・グリーン
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新春に贈る英国新進作家の話題作
いよいよ日本上陸

『イヴ・グリーン』

スーザン・フレチャー            
吉田 菜津子 訳

発行 バベルプレス
定価 2,100円(税込み)


スーザン・フレッチャーが生んだ
新しいヒロイン イヴ・グリーン

母親が亡くなって、8歳のエビーは田舎のウェールズでの新しい生活に放り込まれる。
花は意味ありげに戸口の踏み段に置いてあるし、村の人達は振り返って顔を見る。
自分の家族の暗い秘密を知ってしまったエビー。
いま、イヴ・グリーンは29歳。
子どもの誕生を心待ちにしつつ、自分のついた嘘、怒り、無鉄砲だった自分が果たした役割を追っている。

ウィットブレッド賞(2004年)ベティトラスク賞(2005年)受賞
期待の新人 スーザン・フレッチャー

スーザン・フレッチャーは1979年、バーミンガムで生まれ、ウェストミッドランズのソリハルで育ちました。
英語文学士としてヨーク大学を卒業した後、バックパックを背負って、オーストラリアとニュージーランドを一年ほど旅します。
イギリスに戻ると、イーストアングリア大学に進み、同大学の名高い創作課程を学んで、大学院の修士課程を卒業しました。
「イヴ・グリーン」は、2004年、ウィットブレッド処女長編小説賞を獲得。
単に世間にその名を広めた小説というカテゴリーを出て、詩の域にまで近づいた啓発的な作品であり、審査員の全員一致で決まったので、男女を問わずあらゆる読者に受け入れられるだろう、と評されました。
さらに2005年には、イギリス文学界への登竜門であるベティトラスク賞も受賞しています。


スーザン・フレッチャーがのりうつり
いつしかその世界にどっぷりとつかっていました。吉田 菜津子さん

吉田 菜津子

 この本は私にとって、初めての翻訳書です。十五歳の時、翻訳家になりたいと思ってから、早二十年ほど経ちました。
翻訳家にはなれていませんが、丸々一冊翻訳し、出版まですることが出来ました。
これまでの自分の英語学習の集大成が、ひとつの形として出来上がったような気がして、本当に嬉しく思います。
自分なりにですが、いくつかの点に気をつけて訳しました。まず何といっても訳し間違いがないようにすることです。
話があちこちに飛ぶうえ、時間も場所もしょっちゅう入れ替わります。
同じ話題であれば、前半に出てくる部分と、後半に出てくる部分の話がちゃんと繋がっているように、全体としてきちんと筋が通っているようにするのが難しかったです。二点目は、作者の原文の長さに、日本語の長さも極力合わせるようにしました。作者の書いてる時の息遣いや勢いを、できるだけそのまま運びたい、と思ったからです。
三点目は、同じ文章に対して、複数の訳が浮かんだら、どちらが作者の考えや思いに沿っているか、を考えて選択しました。
一通り訳し終わって修正の段階になってくると、非常におこがましいのですが、作者が自分にのりうつってきて、自分が書いたものを手直ししているかのような気さえしてきました。
皆様には、スーザン・フレッチャーの世界にどっぷりと浸かっていただき、作者の緻密で綿密、かつ複雑なプロットに入り込んでいただければ幸いです。処女作とは思えないほどの構成力です。
日々のちょっとした会話の積み重ね、知らなかった過去、心の襞、愛と憎しみ、全てが思わぬ結果へと繋がっていく伏線となっていきます。私も、自分が幼い頃に見たのと全く同じ夢を、大人になってからも体調が悪い時などに見ることがありますが、そんなことを思いながら訳しました。

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